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世界を旅する学生トラベラー

【世界の秘境】ヒマラヤの奥地にあるラダックの「レー」行ってみた

空港からレーへ

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レーに到着!

レーの空港は今まで訪れた空港の中では最小規模でした。

この空港は民間とインド軍が共用する空港で、朝方以外は、完全なる軍の空港らしいです。

 

それにしても、タラップの上から眼下に広がる雄大なヒマラヤの山脈は感動的でしたね。

けれども、同時にデリーより20度も低い気温と、酸素の薄さにはびっくりしました。

レーに行くまで酸素が薄いという感覚が謎でしたが、ここでようやくその意味が分かった気がします。

空気が乾燥していて冷たいせいか、おそらく当初は錯覚的に薄いと感じましたが、その後、酸欠で足が痺れてきました。

深呼吸を繰り返したのですが、いくら深呼吸をしても、肺に空気がもっともっと入り続ける感じで、15分くらい深呼吸していた気がします 笑

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さて、レーの空港で忘れてはいけないのが、外国人登録です。

一応、パキスタンと領有権争いを繰り広げるジャム・カシミール州にラダックは位置するからです。

でも、これはただ紙に必要事項を記入するだけの登録なので5分で終わります。

それよりも、9月の上旬でも朝の気温が6度くらいで空港のトイレで着替えた覚えがあります。

 

空港からは、プリペイド・タクシーが出ていて、宿泊先の宿の名前を言うと、料金が決まっているので、指定料金の書いた紙と運転手を指定されるのでついていくだけ。

とてもスムーズで、アグラで経験したプリペイド・タクシーとは大違いでしつこい客引きもいなく、なんと素晴らしい場所なのかと感動したのを覚えています。

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これが初日に泊まった宿。

 

レーを散策

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レーの街はインドとは思えないほど綺麗で、発展しています。

人柄もインドと言ってもチベット人やラダック人が多いせいか、一般的なインド人みたいにしつこい物売りもいないし、どちらかというと日本人と似て静かで、シャイな人が多い印象でした。

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それにしても夏場がレーを訪れる観光シーズンだけに、観光客の数は多かったです。

特に、日本人と出会う確率の高さは異常でしたね。

レストラン、乗り合いタクシー、観光案内所、飛行機など様々なところで日本人に出会いました。

会うたびにオススメのスポットなどの情報交換ができてよかったです。

 

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レーの中心部にはお寺があったのでお参りをしました。

色鮮やかな旗は、タルチョと呼ばれるチベット仏教の旗で街や山の頂上など、ラダックではいろんなところで目にします。

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いろんな意味で外の世界と切り離されている

レーは地図を見ればわかりますが、地理的に本当に隔離されています。5000メートル級の峠を越えないとインド側からアクセスできないだけでなく、中国側、パキスタン側からは、もはやアクセスできません。

しかも、レーはインターネットもほぼ通じません。

宿にはどこも「Wifiあり」と表示するのですが、実態はどこも通じません。

この理由は、軍の諜報関係という説と、ただインフラの未整備という2つの説があるそうです。

というのも、レーのあるカシミール地方はインドとパキスタンの国境紛争地帯であり、軍事的には非常にピリピリしているらしいのです。けど、レーにいる分には、そんなことを一切感じません 笑

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そんな中、唯一の希望はサテライト・インターネット!

レーの大通りには何軒かのインターネットカフェがあり、サテライト・インターネットを利用できます。

しかし、ここは観光客で激混み。

いまどきの若者なら、一週間もネットがないのを耐えられる人は少ないかもしれません。

けど、このサテライト・インターネットも通信速度がめちゃくちゃ遅い。

結局、Gmail は開けましたが、Facebookもインスタも開けませんでした。

レーに行くのであれば、ネットは通じない覚悟で行きましょう。

翌日

2日目はパンゴン湖に行くための高地順応として裏山の頂にあるゴンパまで登りました。

山の上からの絶景はこちらをどうぞ⬇️

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