そんなカザフスタンを訪れて感じた、「行く前に知っておくべきこと・準備しておくべきこと」を10点、紹介します。
1.UberまたはYandexをダウンロード
「Uber」(ウーバー)と「Yandex」(ヤンデックス)とは携帯でタクシーを呼ぶことができる配車アプリのことです。配車アプリのメリットは、途上国に多い無駄な値段交渉の手間を省くだけでなく、運転手は客から評価される立場にあり、変なことをすると運転資格が剥奪されるため普通のタクシーより断然安心で公平な値段で利用できることです。
しかし、携帯アプリなので電波がないと使えません。そのため事前に日本でSIMまたはWifiを準備していくことをお勧めします。ちなみに、私はいつも世界60か国で使えるThreeのSIMカードを利用しています。
Uberは米国の配車アプリで馴染みがある人もいると思いますが、Yandexはロシア語圏版のUberです。サービス内容はお互いほぼ同じなので、自分が使いやすい方を使えば良いと思います。
2.ロシア語とキリル文字は軽く学習しよう
カザフスタンは基本ロシア語が使われていて、なかなか英語を流暢に話せる人はいません。そのため、YesやNo、あいさつ、数字など簡単な単語を覚えておくだけで非常に旅が楽になります。ありがとうを意味する「スパシーバ」は多用しました。
またロシア語はキリル文字で表記されるため、日本人としては読みにくいです。しかし、キリル文字はローマ字と40%くらいは似ているので、違う点を軽く補充すれば、すぐに読めるようになります。町中の標識や店名などは簡単に読めるようになりました。
また、メニューなどロシア語でしか提供されないお店も多いですが、その際にはグーグル翻訳を活用しました。特にロシア語⇔英語で使える画像翻訳機能は超優秀なので、事前にダウンロードしておけば、メニューに携帯をかざすだけで、瞬時に翻訳されます。
3.両替用の現金は米ドルを準備しよう
カザフスタンでは日本円からカザフスタンのテンゲに両替することは難しいです。
そのため、ドルを準備しておくと便利です。ドル以外でもユーロやルーブルなども受け付けていました。ドルの調達を日本でする際は、駅などにある金券ショップが空港のレートよりも相当良いのでオススメです。
4.両替は空港でもレートは良い!
一般的に空港のレートは良くないのは旅慣れた人の常識です。しかし、カザフスタンでは、アスタナ空港もアルマトイ空港のレートも、市内のレートとあまり差がありませんでした。
私が両替した時は 公式レート:1ドル=368テンゲ で、空港両替:1ドル=365テンゲ、でできました。
テンゲは特に日本円との計算がしにくいので、買い物をする時などにはCurrencyという通貨アプリで計算していました。
他にも旅行中にあると便利なアプリはこちらの記事で紹介しています。
5.物価は日本の2分の1
日本の物価に比べれば2分の1ぐらいで、ものによっては3分の1の場合も多く、余裕のある旅ができます。
交通手段であるバスに関しては、1回の乗り降りでどこまで行ってもアルマトイで80kzt(約24円)、アスタナで90kzt(約27円)。
タクシーでも空港から街中まで行っても1500kzt程度(約450円)。
また、レストランで外食をすれば大体1500KZT~5000KZT(約450円~1500円)かかります。
6.寒暖差「80℃」の国!季節に適した服装を。
カザフスタンは内陸国で特に首都のアスタナは寒暖差が非常に激しく夏には40度、冬には-40度と酷暑と極寒の国です。また春や秋は日中の寒暖差も激しいので温度調整がしやすい格好が良いと思います。
ちなみに、私は10月にアスタナを訪問した際は、気温は2度で雪でした(笑)
7.クレカはVISAを準備しよう!
カザフスタンではクレジットカードは意外に使えます。しかし、国際カードは基本VISAだけです。正直、JCBはもちろん、MasterCardも受け付けてくれない所が多かったです。宿泊した高級レジデンス・ホテルのElite Apart-HotelもVISAでしか支払いができませんでした。そうは言っても、基本は現金主義の国なのであまりカードに頼らない旅を計画するのが最善だと思います。
8.商店街はない!買い物はショッピングセンターで。
私も驚きでしたが、首都アスタナのバザールは外ではなく、室内の建物の中にあるのです。これはカザフスタンの厳しい気候が理由らしいです。そのため街中を歩いてても、日本にあるような商店街はほとんどなく、街の中心部でも日本の郊外にあるようなショッピングセンターがたくさんありました。
実際、私が行ったときは外が寒く、快適に中で買い物ができました。
9.ラッシュの道路渋滞には注意
カザフスタンは、どこに行っても日本のように人がたくさんいることはない国です。首都アスタナの人口は100万人ほどで、国の人口も日本の7倍の面積に1700万人ほどしかいません。
しかし、アスタナもアルマトイも共に車社会のため、朝や夕方のラッシュにはひどい渋滞が発生します。その時間に移動をする際には十分注意しましょう。
10.カザフ人は一見不愛想だけど、実際はシャイで親切な人が多い。
これは私がカザフスタンに旅行して感じたことです。カザフ人は日本人と見た目が似ている人が多いですが、内面も日本人と似て、シャイな人が多いというのが印象でした。
英語が通じないせいか、ホテルの受付の人も一見不愛想だけど、自分たちの質問や要望に対しては丁寧に答えてくれるし、お店の人も東南アジアやインドのように、しつこく声をかけてきたり、売ろうとしてくる人もいません。バザールに行った時も、値切ろうとしたら、値札を見せられて値段は決まってるんだよと言われたくらいに、観光客に値段をふっかけてはきませんでした。
未だ、貧しい国ですが首都のアスタナ特に急速に発展しており、今後が楽しみな国です。
他にも、いろいろ記事を書いているので興味があればご覧ください。