【イスラエル】旅行で知っておくべき10のこと《後編》
【イスラエル】知っておくべき10のこと《前編》の続きです。
《前編》がまだの人はこちらからどうぞ
6. 公用語はヘブライ語とアラビア語
ヘブライ語はユダヤ教の聖書の文字。日常語としてはシオニズム運動の一環で1930年代に復活した死語らしいです。
ヘブライ語もアラビア語も右から書く日本人には馴染みの薄い言語ですが、イスラエル人は基本的に皆英語が上手いので英語で聞けば大丈夫です。
イスラエル人は愛想は良くないですが、質問にはちゃんと答えてくれます。
愛想の側面ではパレスチナ人の方が断然に良く、日本人に興味があるのか色々と話しかけてくれて、親切にしてもらいました。
7. 入国より厳しい出国検査
すでに【イスラエル】旅行で知っておくべき10のこと《前編》でイスラエルの入国審査の厳しさは紹介しましたが、出国検査は入国審査よりも難しいです。
おそらく、航空テロを相当警戒している模様でした。
3回に及ぶ荷物検査。しかも、そのうち一回は全部荷物をバックから出さないといけません。さらにチェックイン前の係員による質問攻めなど相当大変な出国検査があるので、最低でも3時間前には空港についていた方が良い気がします。
8. イスラエルの歴史
現代のイスラエル国家の歴史は短く、1948年にできたばかりの若い国ですが、その建国までの歴史はかなり複雑で、旅行に行く前にその歴史を整理しておいた方が、より旅が面白くなる気が気がします。
特に第一次世界大戦中のイギリスの三枚舌外交。
第一次中東戦争と第三次中東戦争や、第一次、二次インティファーダあたりは知識があった方が現地人と話す時も、話が弾みます。
実際、私は現地でAirBnBに宿泊した際に、宿主の方から1時間くらいイスラエルの歴史の話をされました。
9. 分離壁と入植地
これはイスラエルの歴史ともかぶる内容ですが、実際に旅行中に遭遇するため、分離壁とユダヤ人入植地に関しては知識を身につけておくのが賢明な気がします。
特に、分離壁が1967年の停戦ライン(グリーンライン)を超えて建設されていることや、イスラエル人の入植地がパレスチナ自治区にたくさん建設されていること。
そして、これらが対立の火種となっていることなどを理解しておくだけでも、旅行中のトラブルを回避できるはずです。
10.「地球の歩き方」を持っていく
イスラエルは日本人がよく訪れる台湾やタイ、韓国などと違って、どうしても情報量が少ない国です。
そのため、正直なところ、まともな日本語のガイドブックは地球の歩き方以外ありません。
これに全ての情報が載っているわけではなりませんが、必要最低限お情報はしっかりと記載されていますし、特に、エルサレムに関しては相当充実した内容になっており、私も一緒に旅行に持って行き、かなり役に立ちました。
以上、イスラエルに関して知っておくべき10のことでした。
いかにイスラエルという国が独特な国で、いろんな事情を抱えているのかが分かってくれれば幸いです。
しかし、問題がある国だからといって、イスラエルに行かないのはもったいない!
宗教深くない日本人でも、聖地エルサレムは死ぬまでに訪れたい場所の1つだなと私は行って思いましたね。