【秘境】中東のグランドキャニオン!ワディ・ケルト
ひたすら砂漠。
これがパレスチナの大地です。
これだけ見ると分かりませんが、実はここ、海面の下に位置する海抜マイナス・メートルの世界。
ちなみに、世界で一番低い地点である死海(マイナス400メートル)もここパレスチナにあります。
そんなパレスチナも今日で2日目、さっそく観光したいと思います!
今日は、パレスチナのグランド・キャニオンとも呼ばれる山奥にある、聖ゲオルギス修道院へ行きます!
場所はここ!
パレスチナのど真ん中。
最寄り街のJerichoから片道6kmの道をひたすら歩きます。
南にある湖は、あの有名な死海です。
途中で、まさかの国連の車に遭遇。
治安も悪くなく平和な日常ですが、こういう時に、パレスチナが紛争地帯であることを思い出します。
とりあえず、こんな感じの山道をひたすら突き進みます。
時々、タクシーの運転手が、声をかけてきますが、どうせボッたくってくられるので無視。
標高が海の下で、酸素がたくさんあるせいか、意外に登り坂も楽でした 笑
途中で、羊の群れを飼ってるベドウィンの青年たちに遭遇。
声をかけられ、一緒にお茶をすることに。
彼らは、相当アジア人を珍しがっていましたね。
親切にも紅茶を振舞ってくれましたが、紅茶はやっぱり砂糖が大量に入ってる中東風 笑
他にも、ナンと似ているパレスチナ地方のパンをトーストしたものを振舞ってくれました。
一応、目的地は聖ゲオルギス修道院なので、お礼を言って歩き続けます。
到着!
この渓谷の中にある建物が聖ゲオルギス修道院!
絶景ですね。
ここまで歩いて90分かかりましたが、歩いた甲斐がありました!
少し、アメリカのグランド・キャニオンの雰囲気がしますね。
階段を下って、修道院の方へ。
この修道院は約1600年前に聖ゲオルギスによって建てられたそうです。
ちなみに、この渓谷はワジ・ケルトという枯れ川で、雨が降った時しか水が流れません。
「ワジ」とは現地語で枯れ川で、年に時々降る雨でが何百年の歳月をかけて、こんなグランド・キャニオンに似た、雄大な渓谷を作り出したそうです。
修道院の中は撮影禁止だったので、写真はありませんが、修道院からの眺めはこんな感じ。
「渓谷の中」って感じです。
こんなひと里離れた山奥なら、修道士たちも修行に集中できる気がします(笑)
帰り道は、また6kmの道のりを1時間30分ほどかけて、ひたすら歩いて、久しぶりの良い運動になった気がします笑。