イラン観光2日目。
旧アメリカ大使館とは?
かつて、テヘランにあったアメリカ大使館のことあり、ここは、1979年11月にイラン革命後に、イランで発生した、アメリカ大使館占拠及び人質事件の舞台でもある。
映画アルゴの舞台
1979年から1980年にかけて発生したイランアメリカ大使館人質事件を題材とした映画アルゴで舞台となった建物。
ベン・アフレックがCIAの工作員として、映画監督を装い、取り残されたアメリカ人たちの救出を試みるストーリー。
ちなみに、アマゾン・プライム会員だと無料で見れます。
今の旧アメリカ大使館
地下鉄ターレガーニー駅を降りると"DOWN WITH USA"が目の前にお出迎え
そして、壁に沿って歩いていくと壁にはアートワークの数々
どれも、イランの偉大さとアメリカの劣悪さを誇張するものであるが、
その中でもこれが一番印象的であった。
アメリカ議会の上にイスラエルの国旗。そして、骸骨の自由の女神。
イスラエルを嫌うイランからしてみれば、ここまでの誹謗中傷はないかもしれないほど。
そして、門の前に来るとそこには、ホメイニの言葉である、こんな横断幕が、、
訳:「スパイの巣であるアメリカを征服した革命的行為は、第一の革命よりも素晴らしいものであった」
こんな横断幕を掲げ、「アメリカに死を!」って叫ぶ政治家がいる国だけども、実際、それは、あくまでもパフォーマンスに過ぎないのが事実。イランで知り合った人やホームステイ先の家族に聞いてみると、人々は別にそこまでも米国を嫌っていない感じで、嫌う気持ちがあっても、同時に憧れの気持ちが強い印象でした。
イランでのホームステイに関しては、こちらの記事をどうぞ。
イラン人は誇り高い人々なので、あえて大国のアメリカに反発したくなるのかもしれませんね。
旧アメリカ大使館は現在、革命軍の施設と今はなっており、中に入ることはできませんが、外壁の絵は面白く、いい写真スポットです。
444日間に及ぶ人質事件の舞台を感じる場。
経済制裁もようやく、解除され、国交回復により、再びこの施設がアメリカ大使館に戻る日は来るのでしょうか?
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