危険?そんなことはない!パレスチナにある世界最古の街を訪れる!
パレスチナと聞けば、「危険」、「テロ」などとイスラエルとの対立の歴史を思い浮かべますよね。
確かに、パレスチナのエリコの街中にもアラファト議長を描く、こんな対立の壁画もありました。
けど、今のパレスチナは市内を警察が巡回しており、人々も親切でとても平和な場所でした。
場所
場所はここ。
ちなみに、このエリコという街は、1万年前から人が住んでいたとされ、世界で最も古い街とも言われるらしいです。
そんな歴史ある街を観光してみました!
移動手段
エリコ市内で、宿主のツテを借りて、15シェケル(約450円)で自転車をレンタル。エリコの観光地は郊外に点在しているので、自転車があると効率的に回れました。
気温も15度くらいでサイクリングには最適な天気でしたね。
お金のある大人の人はタクシーで回るのもありな距離だと思います。
誘惑の山
いったいどんな「誘惑」の山かと思ったら、イエス・キリストが荒野で悪魔の誘惑を40日間受けたと伝承されている場所らしいです。
場所は山の中腹にあって、市内から5kmほどのところにあります。
新約聖書に登場する場所らしいので、頑張ってチャリで行きました。
中は、岩肌を切り抜いた感じです。
礼拝所。
そして、ここがキリストが誘惑の山で40日間座っていたと言われる場所です。
昔、狂信的な信者が椅子の一部を持ち去ったらしく、今ではガラスで保護されています。
山の中腹にあるだけあり、誘惑の山からの景色は素晴らしいですね。
テル・アル・スルタン
テル・アル・スルタンはエリコが世界最古の街であることを証明する遺跡。
古代の町の遺跡なのですが、保存状態がひどく、うまく分からなかったのが率直な感想でした。
写真で分かるように、上をロープウェイが通っていて、誘惑の山まで連れて行ってくれます。
ちなみに、この地帯は死海にも近く、標高がマイナス300メートル前後で、このロープウェイは世界一低いところにあるロープウェイとギネス記録に認定されているそうです。
誘惑の山はキリスト教に興味ない私でも面白かったですが、この遺跡は正直イマイチでしたね。
ヒシャーム宮殿
goo辞書曰く、ヒシャーム宮殿は、
ってことで、モザイク画を探してみました。
遺跡全体は想像より大きく、もう少しうまく展示すれば、もっと良い観光資源になる気がします。
発見!生命の木。
エリコの町のシンボルとも言われるオリーブの木です。
しかもこれ、モザイク画です。
ちなみに普段は非公開で私は見れませんでしたが、ヒシャーム宮殿は世界最大のモザイク画があり、年に数回限定公開されるらしいです。
もとはここ、宮殿の中の浴場だったらしいです。
こんな温泉があったらどんだけ素晴らしいか、つい想像してしまいました。
ヒシャーム宮殿のこの世界最大のモザイク画を見れなかったのは残念でしたが、歴史に興味ある身としては非常に面白かったです。
帰り道
帰り道、ジェリコの街に戻ると美しい夕日に出会いました。
パレスチナは、メディアで見る悪いイメージのために避けがちな場所ですが、治安はかなり良く、観光地も多いです。
メディアの報道に左右されてパレスチナに行かないのは、なんか勿体無い気がしました。