【必読】イスラエルに行く前に読むべき本、5選!
イスラエルは日本人にとって、謎につつまれた未知の国。
聖地エルサレム、異常な浮力がはたらく死海、パレスチナの広大なネゲブ砂漠など魅力あふれる国ですが、知識や情報不足は最悪、命の危険に至る可能性も否めません。
そんなイスラエルに行く前に読むべき本を5冊を厳選します!
1.
パレスチナ問題を理解するために
アラブとイスラエル [高橋和夫]
イスラエルに行くのに、パレスチナ問題を無視することなんて決してできませんが、パレスチナ問題の歴史は長くて、複雑で、難しいのです。そのため私は渡航前に何冊か本を読んだのですが、その中でも、この高橋和夫さんの本はかなり分かりやすくオススメです。
2.
イラストで分かりやすく知りたい方へ
まんが、パレスチナ問題 [山井教雄]
複雑なパレスチナ問題について、2時間ほどで読了できる分かりやすい本。コマ割りがされているようなまんがではなくて、文章にイラストが添えられています。パキスタン人とユダヤ人のふたりの少年と猫が軽快に対話する説明形式により、宗教、国家、人種、民族主義など、パレスチナ周辺の複雑で長い紛争の歴史を、わかりやすく、丁寧に解説している、最適な入門書です。
追記:本書の続編として、最近のパレスチナ情勢を踏まえた「正・続 まんがパレスチナ問題」も出版されているので、そちらも良いと思います。
3.
イスラエルの影響力を知るために
イスラエル ーユダヤパワーの源泉ー [三井美奈]
イスラエルは建国してわずか70年ながら大きく発展している国です。そして、その発展を裏で支えているのはやはりユダヤ資本。こちらの本は2006~2009年に読売新聞エルサレム支局長を務めたジャーナリストが、1948年の建国以来世界に例のない極めて特殊な国家として存在しているイスラエルについて、網羅的かつコンパクトにまとめたものです。ユダヤ資本や、イスラエルがいかに裏で米国と癒着しているのかなどを理解できる、読んでいて面白い本でした。
4.
三大宗教への理解を深めるために
世界の宗教が面白いほどわかる本 [池上彰]
エルサレムはユダヤ、キリスト、イスラームの三大宗教の聖地であり、多くの宗教施設や宗教を巡る争いの歴史が至る所に点在します。日本人は日常的に宗教にあまり興味がありませんが、やはりエルサレムに行くと、もっと知識があればなと私は後悔したので池上さんのこの本は分かりやすくてオススメです。三大宗教だけでなく、仏教徒の解説をも入っており、身近な仏教徒比較しながら理解を深められます。
5.
イスラエル2019-20 [地球の歩き方]
イスラエルは日本人が頻繁に行く、台湾や韓国、タイなどと異なり、どうしても情報量が少ない国です。そのため情報量が詰まった、日本語ガイドブックは地球の歩き方以外はなかなかありません。これに全てが載っているわけではなりませんが、必要最低限お情報はしっかりと記載されています。特に、エルサレムに関しては相当充実した内容になっており、私も一緒に旅行に持って行き、かなり役に立ちました。
【イスラエル】旅行で知っておくべき10のこと《後編》
【イスラエル】知っておくべき10のこと《前編》の続きです。
《前編》がまだの人はこちらからどうぞ
6. 公用語はヘブライ語とアラビア語
ヘブライ語はユダヤ教の聖書の文字。日常語としてはシオニズム運動の一環で1930年代に復活した死語らしいです。
ヘブライ語もアラビア語も右から書く日本人には馴染みの薄い言語ですが、イスラエル人は基本的に皆英語が上手いので英語で聞けば大丈夫です。
イスラエル人は愛想は良くないですが、質問にはちゃんと答えてくれます。
愛想の側面ではパレスチナ人の方が断然に良く、日本人に興味があるのか色々と話しかけてくれて、親切にしてもらいました。
7. 入国より厳しい出国検査
すでに【イスラエル】旅行で知っておくべき10のこと《前編》でイスラエルの入国審査の厳しさは紹介しましたが、出国検査は入国審査よりも難しいです。
おそらく、航空テロを相当警戒している模様でした。
3回に及ぶ荷物検査。しかも、そのうち一回は全部荷物をバックから出さないといけません。さらにチェックイン前の係員による質問攻めなど相当大変な出国検査があるので、最低でも3時間前には空港についていた方が良い気がします。
8. イスラエルの歴史
現代のイスラエル国家の歴史は短く、1948年にできたばかりの若い国ですが、その建国までの歴史はかなり複雑で、旅行に行く前にその歴史を整理しておいた方が、より旅が面白くなる気が気がします。
特に第一次世界大戦中のイギリスの三枚舌外交。
第一次中東戦争と第三次中東戦争や、第一次、二次インティファーダあたりは知識があった方が現地人と話す時も、話が弾みます。
実際、私は現地でAirBnBに宿泊した際に、宿主の方から1時間くらいイスラエルの歴史の話をされました。
9. 分離壁と入植地
これはイスラエルの歴史ともかぶる内容ですが、実際に旅行中に遭遇するため、分離壁とユダヤ人入植地に関しては知識を身につけておくのが賢明な気がします。
特に、分離壁が1967年の停戦ライン(グリーンライン)を超えて建設されていることや、イスラエル人の入植地がパレスチナ自治区にたくさん建設されていること。
そして、これらが対立の火種となっていることなどを理解しておくだけでも、旅行中のトラブルを回避できるはずです。
10.「地球の歩き方」を持っていく
イスラエルは日本人がよく訪れる台湾やタイ、韓国などと違って、どうしても情報量が少ない国です。
そのため、正直なところ、まともな日本語のガイドブックは地球の歩き方以外ありません。
これに全ての情報が載っているわけではなりませんが、必要最低限お情報はしっかりと記載されていますし、特に、エルサレムに関しては相当充実した内容になっており、私も一緒に旅行に持って行き、かなり役に立ちました。
以上、イスラエルに関して知っておくべき10のことでした。
いかにイスラエルという国が独特な国で、いろんな事情を抱えているのかが分かってくれれば幸いです。
しかし、問題がある国だからといって、イスラエルに行かないのはもったいない!
宗教深くない日本人でも、聖地エルサレムは死ぬまでに訪れたい場所の1つだなと私は行って思いましたね。
危険?そんなことはない!パレスチナにある世界最古の街を訪れる!
パレスチナと聞けば、「危険」、「テロ」などとイスラエルとの対立の歴史を思い浮かべますよね。
確かに、パレスチナのエリコの街中にもアラファト議長を描く、こんな対立の壁画もありました。
けど、今のパレスチナは市内を警察が巡回しており、人々も親切でとても平和な場所でした。
場所
場所はここ。
ちなみに、このエリコという街は、1万年前から人が住んでいたとされ、世界で最も古い街とも言われるらしいです。
そんな歴史ある街を観光してみました!
移動手段
エリコ市内で、宿主のツテを借りて、15シェケル(約450円)で自転車をレンタル。エリコの観光地は郊外に点在しているので、自転車があると効率的に回れました。
気温も15度くらいでサイクリングには最適な天気でしたね。
お金のある大人の人はタクシーで回るのもありな距離だと思います。
誘惑の山
いったいどんな「誘惑」の山かと思ったら、イエス・キリストが荒野で悪魔の誘惑を40日間受けたと伝承されている場所らしいです。
場所は山の中腹にあって、市内から5kmほどのところにあります。
新約聖書に登場する場所らしいので、頑張ってチャリで行きました。
中は、岩肌を切り抜いた感じです。
礼拝所。
そして、ここがキリストが誘惑の山で40日間座っていたと言われる場所です。
昔、狂信的な信者が椅子の一部を持ち去ったらしく、今ではガラスで保護されています。
山の中腹にあるだけあり、誘惑の山からの景色は素晴らしいですね。
テル・アル・スルタン
テル・アル・スルタンはエリコが世界最古の街であることを証明する遺跡。
古代の町の遺跡なのですが、保存状態がひどく、うまく分からなかったのが率直な感想でした。
写真で分かるように、上をロープウェイが通っていて、誘惑の山まで連れて行ってくれます。
ちなみに、この地帯は死海にも近く、標高がマイナス300メートル前後で、このロープウェイは世界一低いところにあるロープウェイとギネス記録に認定されているそうです。
誘惑の山はキリスト教に興味ない私でも面白かったですが、この遺跡は正直イマイチでしたね。
ヒシャーム宮殿
goo辞書曰く、ヒシャーム宮殿は、
ってことで、モザイク画を探してみました。
遺跡全体は想像より大きく、もう少しうまく展示すれば、もっと良い観光資源になる気がします。
発見!生命の木。
エリコの町のシンボルとも言われるオリーブの木です。
しかもこれ、モザイク画です。
ちなみに普段は非公開で私は見れませんでしたが、ヒシャーム宮殿は世界最大のモザイク画があり、年に数回限定公開されるらしいです。
もとはここ、宮殿の中の浴場だったらしいです。
こんな温泉があったらどんだけ素晴らしいか、つい想像してしまいました。
ヒシャーム宮殿のこの世界最大のモザイク画を見れなかったのは残念でしたが、歴史に興味ある身としては非常に面白かったです。
帰り道
帰り道、ジェリコの街に戻ると美しい夕日に出会いました。
パレスチナは、メディアで見る悪いイメージのために避けがちな場所ですが、治安はかなり良く、観光地も多いです。
メディアの報道に左右されてパレスチナに行かないのは、なんか勿体無い気がしました。
【秘境】中東のグランドキャニオン!ワディ・ケルト
ひたすら砂漠。
これがパレスチナの大地です。
これだけ見ると分かりませんが、実はここ、海面の下に位置する海抜マイナス・メートルの世界。
ちなみに、世界で一番低い地点である死海(マイナス400メートル)もここパレスチナにあります。
そんなパレスチナも今日で2日目、さっそく観光したいと思います!
今日は、パレスチナのグランド・キャニオンとも呼ばれる山奥にある、聖ゲオルギス修道院へ行きます!
場所はここ!
パレスチナのど真ん中。
最寄り街のJerichoから片道6kmの道をひたすら歩きます。
南にある湖は、あの有名な死海です。
途中で、まさかの国連の車に遭遇。
治安も悪くなく平和な日常ですが、こういう時に、パレスチナが紛争地帯であることを思い出します。
とりあえず、こんな感じの山道をひたすら突き進みます。
時々、タクシーの運転手が、声をかけてきますが、どうせボッたくってくられるので無視。
標高が海の下で、酸素がたくさんあるせいか、意外に登り坂も楽でした 笑
途中で、羊の群れを飼ってるベドウィンの青年たちに遭遇。
声をかけられ、一緒にお茶をすることに。
彼らは、相当アジア人を珍しがっていましたね。
親切にも紅茶を振舞ってくれましたが、紅茶はやっぱり砂糖が大量に入ってる中東風 笑
他にも、ナンと似ているパレスチナ地方のパンをトーストしたものを振舞ってくれました。
一応、目的地は聖ゲオルギス修道院なので、お礼を言って歩き続けます。
到着!
この渓谷の中にある建物が聖ゲオルギス修道院!
絶景ですね。
ここまで歩いて90分かかりましたが、歩いた甲斐がありました!
少し、アメリカのグランド・キャニオンの雰囲気がしますね。
階段を下って、修道院の方へ。
この修道院は約1600年前に聖ゲオルギスによって建てられたそうです。
ちなみに、この渓谷はワジ・ケルトという枯れ川で、雨が降った時しか水が流れません。
「ワジ」とは現地語で枯れ川で、年に時々降る雨でが何百年の歳月をかけて、こんなグランド・キャニオンに似た、雄大な渓谷を作り出したそうです。
修道院の中は撮影禁止だったので、写真はありませんが、修道院からの眺めはこんな感じ。
「渓谷の中」って感じです。
こんなひと里離れた山奥なら、修道士たちも修行に集中できる気がします(笑)
帰り道は、また6kmの道のりを1時間30分ほどかけて、ひたすら歩いて、久しぶりの良い運動になった気がします笑。
テルアビブ→パレスチナへ移動する方法。分離壁を超える波乱万丈のパレスチナの旅
昨日、テルアビブに到着し、2日目の今日は早速パレスチナ側への移動を試みます。
「パレスチナ」と聞いて、「危険」や「テロ」を思い浮かべる人が多いと思います。
私も、いったいパレスチナはどんなところなのかとワクワクしながらも、不安を抱えながら出発しました。
移動は地図の左端のテル・アビブから赤のピンのあるジェリコ(エリコ)へ向かいます。
イスラエルは意外に小さい国なので3時間ほどで着くはずと当初は軽く見積もっていました。
その1 テル・アビブ〜エルサレム
出発はTel Aviv Central Bus Terminalから。
バス・ターミナルの一階はただのマーケットですが、6階にバスターミナルがしっかりとあります。
イスラエルのバスは緑色が特徴です。ちなみにアラブバスは白地に青の縞模様です。
切符は運転手から直接買うこともできますが、窓口からも購入可能。
料金は Jerusalem Central Bus Staion まで16シェケル(約480円)。
安い!
バスはTel Aviv Central Terminalからは15〜20分に一本の間隔ででています。
その2 エルサレム〜ラマッラ
エルサレムに着いた後は、Jerusalem Central Bus Stationからアラブバスの出ているダマスカス門前まで路面電車で移動。ちなみに、この立派な門がダマスカス門。そこからアラブバスに乗ってラマッラへ行く予定でした。
そもそも、最終目的地のエリコまでエルサレムからバスが出ていないため、ラマッラで乗り換えするという少し面倒な行き方。
しかし、ダマスカス門に着くとより面倒な事態に...
バスターミナルのおじちゃんにラマッラ行きのバスを聞くと
「NO BUS! ストライキ!」と言われ唖然としました。
なんでよりによって今日、ストライキをするのか。
他に行き方はないのかと聞いても、「I don't know」の一言。
バスターミナルで働いてるのに、なんと不親切な人だ。
とりあえず、何人かにラマッラの行き方を聞くと、少しいったところからシェアタクシーのセルビスが出ているらしいのでそれに乗車。
10シェケル。
このミニバンで向かいます。
すると突然、この分離壁の手前で皆降ろされました!
なんと、ラマッラに行くと言いながら、結局、ラマッラまでのチェックポイントにしか行かないミニバンだったことが判明。
とりあえず、歩いてチェックポイントを渡り、反対側でまたシェアタクシーを探し、再び乗車。今度は3シェケル。
バスターミナルでエリコ行きのセルビスに乗りたいことを運転手に言ったが、なかなか伝わらない。
そしたら、車内に英語を話せる男性がいて彼がその旨を伝えてくれ、自分のバス代まで払ってくれた。
彼と話すと、彼はガザ出身のお医者さんらしく、癌を患っていて治療のために来ているらしい。結局、彼の親切心のおかげで、エリコ行きのセルビスにもスムーズに乗り換えができ、本当に感謝。
癌が治ることをお祈りします。
その3 ラマッラ〜エリコ
次は、このミニバンに乗り、エリコへ向かいます。
今度は一体何が起こるのかと覚悟していたら、意外にあっさりと最終目的地のエリコに到着。
ラマッラからは40分ほどかかりました。
パレスチナはアラブの雰囲気が漂っていて、西欧の雰囲気のイスラエルとは全然違います。
やっぱり、イスラム色が強い男性社会ですね。
気候も、砂漠の中にあるためか暑い。
当初は3時間で着くと見積もっていた旅は結局、6時間弱もかかる長旅になりました。
道中、何が起こるのか分からないことを、改めて痛感させられました(笑)
他にもイスラエルに関して記事を書いているので参考までにどうぞ↓↓
世界一厳しい!イスラエルの入国審査の注意点
イスラエルと聞いてどのようなことをイメージするでしょうか?
パレスチナ問題、テロなど危険なイメージがついて回る国ですが、そのためか入国検査も非常に厳しいです。
私がイスラエルの入国検査で経験し、注意しておくべきことを紹介します。
入国前の抜き打ち検査
私の場合は飛行機から降り瞬間、突然、セキュリティを名乗る男二人に止められました。パスポートを渡し、英語でいろいろと質問されました。
- イスラエルに何をしに来たのか?
- どれくらいいるのか?
- どこから来たのか?
- 職業は何か?
いろいろと聞かれますが、一つ一つ丁寧に答えれば大丈夫でした。
私の場合は上の4つを質問された後、怪しくない人物と判断されたのか、解放されました。
これは見た感じ、怪しそうな人を選んで抜き打ち検査をしている様子でした。
私は、おそらく「アジア人の青年の一人旅行」という点が怪しかったのだと思います(笑)。
過去の渡航歴次第では別室送り
ようやく本来の入国審査へ。
やはり、審査が厳しい為か入国審査は大行列。
日本人はビザ免除国なので、ビザなしでイスラエルに渡航することはできます。
しかし、もし審査官が怪しいと判断すれば、もちろん別室送りです。
私の友人は、過去にイランへの渡航歴があり、そのために別室に連れて行かれ、入国に4時間かかったらしいです。
私も昨年イランに行きましたが、パスポートを更新したのでバレずにしみました。
- イスラエルに何をしに来たのか?
- どれくらいいるのか?
- どこから来たのか?
- 職業は何か?
と同じ質問の繰り返しでした。
ちなみに、イスラエルでどこに行くのか?と聞かれた時にパレスチナへ行くというとこれもまた別室送りらしいので、エルサレムに行くと言った方が良いらしいです。
ビザ・カードの発給
入国の時は、昔まではスタンプを押していたらいいのですが、イスラエルの入国スタンプがあると入国を拒否されるアラブ諸国があるために、今ではスタンプの代わりにこの「ビザ・カード」と呼ばれる紙を発給されます。
そのため、以前はスタンプが欲しくない場合は「NO STAMP」という必要がありましたが、もう不要ですね。
ちなみに、このビザカードはイスラエルとパレスチナの検問所などで提示が求められるので、常に無くさず、パスポートと一緒に携帯しましょう。
まとめ
イスラエルの入国審査は厳しいです。
けど、正直に丁寧に答えれば時間はかかっても、最終的には必ず入国できます。
面倒くさいかもしれませんが、安全のためには仕方ないのかもしれませんね。
ちなみに、出国検査に関してはこちらの記事で 世界一厳しい出国検査!イスラエルの超難関セキュリティーチェック。 で紹介していますが、入国検査以上に厳しいです。
イスラエル旅行に関しては他にも記事を書いているので参考までにどうぞ↓↓
【イスラエル】旅行で知っておくべき10のこと《前編》
1.【超難関】イスラエルの入国審査
イスラエルのセキュリティの厳しさは世界一!
入国検査もスムーズにいかない場合が多いです。
私は、飛行機から降りた瞬間にセキュリティの男二人に止められ質問され始めました。
特にパスポートにイランやイラク、レバノンなどイスラエルと仲の悪い国の入国スタンプがある場合は別室送りを覚悟しましょう。
けど、正直に質問に答えさえすれば、時間はかかるかもしれませんが入国はできるので安心してください。
詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
2.【要注意】ユダヤ教のシャバット
正確には、金曜の日の入りから土曜の日の入りまで。
しかし、ユダヤ教の安息日は、キリスト教の日曜日とは比が違います。
スーパーやレストランなどのお店は全部シャバっト中は閉まります。
電車、長距離バス、市内バス、路面電車などの公共交通機関も全部運休です。
シャバットは17時頃に始まると言っても、店は通常14時や遅くて15時には閉店し、交通機関も同じです。そのため金曜の午前中は市場やスーパーマーケットや安息日用に食材を買い込む客でいつもごった返します。
しかも、お店や交通機関も土曜の日の入り直後に再開するわけでもなく、その1、2時間後からです。
このシャバっト(安息日)は観光客にとってみれば大迷惑ですが、現地の文化のため仕方ありません。
ですが、ここで朗報!
アラブ人が経営する店やアラブバスは安息日に関係なく運行しているので、シャバットにはアラブ人が住むパレスチナ側やアラブ人街に行くのが良いと思います。
3. 実はすごく小さい国
イスラエルは予想以上に小さい国です。
面積は四国程度の大きさで、国中、いろんなところに日帰り旅行ができます。
事実上の首都であるテルアビブからエルサレムまでもバスでわずか50分!
地中海からヨルダンとの国境までも2時間で到達するので、ヨルダンに日帰り旅行も可能です(笑)。
4. 服装は露出を控える長ズボン
これはユダヤ教のためではなく、イスラエルはキリスト教、イスラム教などいろんな宗教の聖地がある国であります。そして、宗教施設は基本的に短パンやノースリーブなど露出する服装は厳禁です。
夏場は暑いですが、イスラエルの主要観光地は宗教施設が多く、服装は暑くても露出は控えまた方がトラブルなく観光できると思います。
5. ユダヤ教の知識
イスラエルは日本人には馴染みのないユダヤ教徒が7割をも占める国です。
すでにシャバットは紹介しましたが、ユダヤ教には他にも様々な教えや戒律があります。
キッパ
ユダヤ人の男性が頭にのせている皿みたいな帽子のこと。
神に選ばれた民族として他の人々を従い救済しなくてはならない使命感のようなもの
コシャー
こんな感じで、いろいろとユダヤ教の教えは複雑で、私は行く前に「一神教と国家、イスラーム、キリスト教、ユダヤ教」を読んで理解が深まった気がします。
キリスト教やイスラム教とも比較できるので非常に有益な書でした。
他にも、オススメの書物は 【必読】イスラエルに行く前に読むべき本、5選! の記事で紹介しています。
後編も忘れずにチェック↓↓↓↓